2024年8月17~18日、静岡県立大学小鹿キャンパスに於いて、第73回日本美術教育学会学術研究大会静岡大会が開催されました。
前日の16日には生憎の台風の為、新幹線が止まるという事態が発生し、企画していた県立美術館での鑑賞のエクスカーションは規模を縮小せざるを得ませんでしたが、そんな中、名古屋から各駅停車の列車で3時間かけて駆けつけて下さった先生や、前泊で参加して下さった方、それなら車で行きますと来て下さった先生には、感謝感謝のエクスカーションでした。参加者は1/3に減りましたが、少人数で学芸員と対話しながらの鑑賞は逆に贅沢なひとときとなりました。
17日からは台風も去り、雲一つない青空の静岡で、無事に大会が開催され、141名の参加を得て、成功裏に終わることが出来ました。
鈴木英司先生の基調提案、24人(組)の研究発表、尾池和夫先生の講演、多くの参加があった懇親会、共同討議など内容の濃い大会となりました。
参加いただきました、会員の皆さん、有難うございました。
今大会には、昨年のオンラインセミナーに参加いただいた一般の方が何名かご参加下さいました。内、1名は静岡大会を機会に入会していただいております。
また、オンラインセミナーに参加された会員の方も、沢山大会に参加していただいております。
尾池先生の講演が聴きたいという理由で参加いただいた一般参加の方も、かなりいらっしゃいました。
今回の静岡大会を機会に会員になって下さった方は5名でした。
来年は大阪大会となります。大阪万博の関係で、宿泊施設が取れないことがありますので、早めのご予約をお願いします。
実行委員長挨拶
エクスカーション
懇親会での尾池和夫先生
懇親会で乾杯の挨拶をする細谷代表理事
分科会研究発表の様子
静岡大会に参加された方の内訳は以下の通りとなっております。
参加者種別
・会員 93名 66%(三学会からの参加者も含む)
・一般 35名 25%
・学生 7名 5%
・協賛 6名 4%
参加日程
・両日参加 107名 76%
・17日のみ 22名 16%
・18日のみ 12名 8%
※尾池先生の講演が聴きたいからと、17日だけ参加された一般の方が多かったです。
所属別の参加者は以下の通りです。
大学 53人(38%)
大学(学生)9人(6%)
こども園 11人(8%)
小学校 11人(8%)
中学校 25人(18%)
高校 6人(4%)
専門学校 2人(1%)
美術館 4人(3%)
NPOなど 5人(5%)
教育委員会 2人(1%)
企業 10人(7%)
無所属 3人(2%)
日本美術教育学会の会員構成の特徴である、「研究者と現場の職員の比率が、ほぼ同等」が、大会参加者でも同じ構成になっています。
参加者の出身地別(所属先の都道府県で作成)
静岡 36名 25%
東京 21名 15%
愛知 16名 11%
京都 14名 10%
大阪 11名 8%
滋賀 6名 4%
岡山 5名 4%
他、石川県、香川県、岐阜県、鳥取県、北海道、宮城県、愛媛県、島根県、千葉県、奈良県、福岡県、和歌山県、神奈川県、埼玉県、兵庫県、広島県、三重県からの参加がありました。
開催県である静岡県からの参加者が多いのは納得ですが、最近会員数が増えている東京都や、昨年の開催を主導してきた愛知県、来年開催地の大阪からの参加が多かったです。