新着情報

 
最新情報 >> 記事詳細

2023/12/19

美術教育オンライン連続セミナー「美術教育と広がり」(全6回)を開催

固定リンク | by:事務局
一般社団法人 日本美術教育学会 美術教育オンライン連続セミナー「美術教育と広がり」(全6回)を開催いたします。

参加は無料です。

〇ZOOMによるリアルタイムオンライン形式で行います。
〇6つの講座の内、 どの講座をいくつ受講しても構いません。
〇申し込みの締め切りは、 各講座の前日です。
〇参加者希望者はGoogleフォームで申し込みを行い、 ミーティング招待を受けます。
〇申し込みは、 https://x.gd/9dEnw またはQRコードからお申し込みください。
〇本件のお問い合わせは、日本美術教育学会 honbu@aesj.org(担当:清田哲男)まで。

〇会員以外の方の参加も受け付けております。


第1回 2024年1月20日(土曜日)14:00~15:00 司会:香月欣浩(四条畷学園短期大学)
太田望先生(函館大谷短期大学 講師)
「高校生に保育者養成を伝えるということ」

新米大学教員として、授業はさることながら、さらに頭を悩ますのは入学を考えている高校生たちに、授業内容を伝えることです。まだ保育幼児教育の基礎的な知識もない高校生たちに、短時間で伝えるのは難しく思います。とはいえ、美術・造形担当でできることはないか、新米なりに考えて取り組んでいることについてお話しします。


第2回 2024年1月27日(土曜日)14:00~15:00 司会:新関伸也(東海大学)
薦田梓先生(青山学院大学 非常勤講師)
「教室に国宝がやってきた!-鑑賞教育における高精細複製文化財の活用-」

高精細複製文化財の教育分野における活用事例として、文化財活用センターのアウトリーチプログラムについてお話します。このプログラムは、本物と見紛うほど精巧な複製品を学校等に貸し出し、子供たちが文化財に親しむことを目的としています。小学校6年生の図画工作の授業において、国宝《松林図屏風》(長谷川等伯・作)の高精細複製を使った鑑賞と制作を行った成果について考察します。


第3回 2024年2月3日(土曜日)14:00~15:00 司会:藤田雅也(静岡県立大学短期大学部)
水谷誠孝先生(名古屋学芸大学 准教授)
「素材から広がる表現-造形と音楽を交えた表現遊びの視点から-」

「みる」「きく」という行為を通して、さまざまな素材から色や形、音などを感じて表現する活動は、諸感覚から得られた情報について思考して表す体験につながります。この体験は感覚の発達を促し、自らの感性や表現についてあらためて考えるきっかけになり、新しい見方や感じ方を発見することになります。造形と音楽の視点から、身体の諸感覚をつかった実践を紹介します。


第4回 2024年2月24日(土曜日)14:00~15:00 司会:清田哲男(岡山大学)
勅使河原君江先生(神戸大学大学院人間発達環境学研究科 准教授)
「西田秀雄がとりくんだ子供の美術鑑賞活動~第二次世界大戦時したの国民学校にて~」

西田秀雄(1914~1992)は自身も油絵制作を続けながら、京都市内の小学校教諭として勤めるとともに数多くの子供の美術教育に関する著書を残しています。本セミナーでは1944年(昭和19年)12月に発行された西田の著書『日本美術と児童画』に掲載されている戦時下における子供の美術鑑賞実践についてお話をしたいと思います。


第5回 2024年3月16日(土曜日)14:00~15:00 司会:清田哲男(岡山大学)
森弥生先生(岡山大学 非常勤講師・一般社団法人「みるを楽しむ!アートナビ岡山」社員)
「原点と広がり:フィリップ・ヤノウィン直伝VTS体験と現況の整理 岡大医学部教育への広がり」

2011~12に京都造形芸術大学(現:京都芸術大学)でVTC/VTS開発者フィリップ・ヤノウィンによる3回(16日間)の連続講座を受講しました。基本の対話型鑑賞を体験していただき「VTC/VTS日本上陸30周年記念フォーラム2022:対話型鑑賞のこれまでとこれから」でなされた総括を踏まえつつ、現状を整理・協議したいと思います。また岡山大学医学部「ビジュアルアート教育」VTS講義担当者として医学教育への広がりを紹介します。


第6回 2024年3月31日(日曜日)14:00~15:00 司会:中川泰(長崎大学)
牟田淑子先生(長崎大学教育学部附属中学校)
「魅力的な授業を求めて」

小学校・中学校・高校での正規教員の経験を基に、新しい時代を創っていく児童や生徒に対して貢献できる方策を探ります。
井手淑子(旧姓)著・第52回(2017年)教育美術・佐竹賞(佳作賞)論文「美術を愛する心を育てる美術教育のあり方~地域活性化アートイベントと学校現場の連携を通して~」を基に長崎県教育センター研究員時代や、コロナ禍から今に至る教育現場の実際についてお話をさせていただきたいと考えております。

奮ってご参加ください。


21:31 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0)